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ショートストロークシフトの作成
スカスカなシフトフィールを改善すべく、売ってないなら作ってしまえというわけで、純正(改)ショートストロークシフトを作成しました。

2000/11/12
ちょっと、変えすぎた感じです....
もう少し軽くするために、下側延長部分を、1cmへ短縮しました。
私は廃車となる車から剥ぎ取った物(下の写真)を使用しましたが、新品を購入する場合

前後ストロークの変更は、
レバー、ギヤシフト MB870378 \2,000 (MR1037800 \1,900代替部品)
レバー、ギヤシフト リンク、アッパー MB870379 \2,000

左右方向では、
レバー、ギヤシフト リンク、ロワー MB870379 \1,250
が必要になります。
純正ユニット
ギヤシフト、リンク 今回は、前後方向のストロークのみショート化することにしたので、左の写真にある

レバー、ギヤシフト(右)
レバー、ギヤシフト リンク、アッパー(左)

を切り刻んで、支点と作用点を変更することで、レバー比変更します。
部品の切断ですが、右の写真にあるようにグラインダーにステンレス切断用の刃を使ってガリガリとやります。大きな高速カッターの方が速いんですが、細かい部分があるので、こっちのほうが良いと思います。 工具
切断後 右は無残に切り刻まれた、シフトリンケージ。
切断してわかったのですが、シフトノブが取りけられている部分は、パイプでできていて、先端を絞ってあるような構造のため、シフトノブの位置を下げるために切断して、タップを切りなおす方法は、不可のようです。
ギヤシフト(切断) リンクアッパー(切断)
上の写真は、それぞれのアップです。
レバー(写真左)は、ワイヤーとの連結側を2.5cm(1.0cmへ変更しました)延長
レバー側は3.0cm短縮します。

リンクアッパー(写真右)は、レバーとのリンク部分(支点)を2.5cm延長します。
右が加工前と加工後の比較写真です。延長した部分と、短縮した部分がわかると思います。

左右方向の場合は、レバー、ギヤシフト リンク、ロワーの弓なりになっている部分を切断し、アッパーと同様に延長すればOKです。
純正との比較
加工には、ホームセンター等で売っている100Vの家庭用小型低電圧溶接機を使用しました。
私が使っているのは、スター電器製造のHOMEARC-NAVI PLUSで、他の機種と比べるとちょっと割高なんですが、冷却ファンがついていて使用率が40%な所がお勧めです。
で、実際に取付けてみたら問題発生。延長したリンクアッパーの突き出た部分が、カバーに干渉してしまいました。

レバーのリンク部分をオフセットするか、左右方向のストロークも短縮させれば干渉しないかもしれませんが、もう作っちまったものはしょうがない、溶接し直すよりカバー削るほうが簡単だし....

というわけで、緊急オペ開始です。赤い線の部分をカットして逃げを作ります。
カバーの加工
干渉部分拡大1 干渉部分拡大2
上の写真(左)がシフトを右へ倒したところ、で、こんな具合に干渉する部分を逃がしました。
また、カバーにシフトブーツを止める金具も確答部分を切断して出来上がり。

で、下の写真が、加工前(左)と加工後(右)のストローク量の比較写真。
同じ位置にカメラを固定して撮影したものをカット&ペーストで合成してみました。
取付けた後に触った感じでは、クキクキッとした感触?で、ちょっと重くなりますがなれちゃえば大丈夫そうです。
ちょっと、レバー比変えすぎました、長時間乗ると手が痛くなるので、.
少しストロークが増えますが、加工し直しました。(今度はだいじょぶみたい)


後は、溶接した部分からポッキリといかない事を祈るだけ...なにしろ素人作業なもんで。
加工前 加工後
レバー比変更しました

前述のとおり、ちょっと重過ぎる感じで、長時間乗ると手のひらが痛くなるので、少しストロークが増えてしまいますが、レバー比を修正しました。


と言うわけで、レバー下部の延長部分をいったん切断/短縮した後、再度溶接し直しました。
修正前 修正後 左の写真で、上が修正前、下が修正後です。
見た目は、あまり変わっていないようですが、実際取付けてみると、これだけでも結構差を感じます。
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