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野鳥の写真を撮ってみる
観察を始めて色々な鳥を見るようになると、鳥の姿を写真に撮ってみたくなるかと思いますが、近づけば逃げてしまう鳥相手の場合、一般的な標準ズームレンズの望遠では、ほとんどが豆粒程度の写真になってしまうと思います。

 そんな野鳥を大きく写すには、高倍率の望遠レンズが必要になりるわけですが、一眼レフ+600mm〜の望遠レンズ(私も欲しい〜)ともなると、それ相応のお値段で、簡単に買ってみようという訳には行きませんので、お気軽に初めて見ようという観点からのお勧めは、高倍率デジカメ+テレコンバーターです。

 CCDサイズの問題やレンズの描画性能といった面で、さすがに一眼レフにかないませんがなかなかどうして、侮れない性能だったりします。

 私が使用しているものは、Panasonic DMC-FZ30 + 1.7 倍のテレコンバーターの組み合わせで、35mm換算にすると、テレ端420mm×1.7で714mmの望遠レンズ(テブレ補正付き)になります。

さらに、DMC-FZ30の場合、使用する画素の範囲を切り替えることが可能で、画質にあまり影響が無い範囲の5Mではテレ端535mm、1.7倍テレコンバータを組み合わせると、910mmの望遠なります。

トリミング&デジタルズーム無しで、ここまで撮ることができます。(クリックで拡大します)


   
 この組み合わせで、一眼レフと比較した場合の最大のメリットは、これだけの望遠でも片手でとり回せる軽さです。一脚と組み合わせれば、里山を歩きながらのバード・ウォッチングでも重さが気になることはありません。また、新品で購入しても、カメラが約6万前後テレコンバータが1万強で、7万ちょっとで一眼レフの望遠レンズ1本以下の価格に収めることが出来るのも魅力です。

 私の場合カメラ本体は中古(予備バッテリー付きを)を4万弱で購入出来たので、メモリカード等を含めても約5万で済みました。
もっとアップで
 もっとググッとアップの写真が撮りたい!といった場合、観察用のフィールドスコープの接眼レンズに、3倍ズーム程度のコンパクトデジカメを取り付けたもので、、いわゆる「デジスコ」が良いのではないでしょうか。

 
接眼レンズの倍率にもよりますが、よく使用される30倍前後の接眼レンズとの組み合わせでは、35mm換算で、1000mm〜3000mm程度の超望遠撮影が可能になります。

 高倍率デジカメの場合と比較すると、フルセットで20万弱と、少々お値段が張りますが、これまた、一眼レフカメラのレンズで実現するよりもコンパクトかつ安価にそろえることが出きます。

 コンパクトデジカメなだけに操作性やAFの性能など難点もありますが、条件さえ合えば、ノートリミングでもこんなアップの写真を撮ることが可能になります。(クリックで拡大します)

   
 おまけの機能?としては、接眼レンズをデジカメで覗いている為、液晶にリアルタイムで画像が表示されるので、複数人でも同時に観察することも出来て意外と重宝。
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